2018-12-13

【指揮練】12月8日練習日誌

練習指揮Mです。

12月8日は、今シーズン初めての指揮者練習ということで、平川先生とオケセンの初顔合わせとなりました。

会場は本番で演奏する日立システムズホールのコンサートホール。いつもと違い、音の広がりを感じられる会場です。

緊張感がありながら、徐々に先生の意図をつかむこともできるようになり、成果のある練習になったように感じられました。

 

さて今回の練習日誌は、合奏時にあった数々の指示を詳細に記すよりも、先生がおっしゃっていたことを踏まえ来月の指揮練に向けてオケ全体や各個人が何をするべきかのヒントとして、所感をまとめておきます。

【全体として】

・長い音符を含むフレーズでは、音の中身を満たしていくように。スカスカでなく、ただ伸ばすのでなく。それが音楽の流れを形作る。

・ありがちな傾向には対策を。細かい音が続くと急ぐ、長い音が続くとテンポを見失うなど。正確性には今一度留意して。

 

【リスト】

・和声の進行で音楽が進んでいくことを意識。リズムだけでなく、音程やバランスにも配慮を。

・場面転換時には、次に入ってくる楽器が入りやすいよう、ゆらぎ・隙を作る。

・長いフレーズは表情豊かに。直線的にならぬよう。

 

【ドヴォルザーク】

・特に正確性を重視。

・細かい音と長いフレーズが一緒に出るところでは、細かい音がオケ全体を食ってしまわないよう留意。

・無機質な表現を求められる場所もあるが、これもまた表現。

・晩祷の鐘が鳴ってからは、予定調和的にならないよう。混乱のシーンで混乱を表現できるよう。

 

【ブラームス】

・自分のテンポを信じすぎないように。オケ全体のテンポを感じて。

・これまでの練習よりもやや遅めのテンポで進める楽章あり。これを機に確実性を高める目的の練習を。

・ビートやアクセントが1拍目以外にある場合は、その音を「つかみに行く」ように。すなわち、積極的にフレージングし、その起点とするように。

 

以上、ざっくりしていますが、時間の許す方は録音を確認するなどして、練習時のことを思い出し次回に活かして行きましょう。

 

なお、この日はポスター・チラシが納品され、いよいよ本番が近づいてきたのだと実感しました。

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