2018-01-20

1月14日 強化練習

風邪をひいてブログの更新が遅れました。みなさん風邪には気を付けましょう。

1月14日の強化練習@太白区文化センター展示ホール(10時~16時15分)

10時~12時 カリンニコフ(指揮:村澤さん)、

13時~14時 スラブ行進曲(指揮:内海さん)

14時~16時 ブルッフ(指揮:内海さん)

練習で気になったところをまとめました。

(1)カリンニコフ

指揮者より、各パートの強弱記号の違いを明確にして守るよう指摘がありました。佐々木先生が前回の練習でも説明されていましたが、カリンニコフは、この曲の奏を聴くことなく亡くなったので、出版時に実際の演奏聞いての改定が入っていません。また、私は、この曲を聞いて、シューマンのオーケストラ曲や、ショパンのPコンのように、オーケストレーションが厚いと感じています。旋律を浮かび上がらせるには、強弱記号をしっかり守った演奏が必要です(これがカリンニコフが頭の中でイメージした曲想を再現することにもなる)。

今一度、各自、パート譜とスコアーを見て、全体の中での各パートの位置づけをチェックしてください。

(2)チャイコ

指揮者より、曲のイメージの共有の指摘がありました。実際、指揮者の説明を聞いて、再度合わせたところ、オケの響きも変わりました。

みんなで曲のイメージを共有しましょう。この曲は、テンポ、曲想はいろいろと変化しますが、基本はマーチなので縦を合わせましょう。

以下スラブ行進曲のNHK交響楽団による曲紹介の抜粋です(簡潔にまとめられています)。

スラブ行進曲は、露土戦争で傷ついた南スラブ諸国とロシアの義勇兵たちを慰労する音楽会のために作曲された行進曲です。冒頭、「葬送行進曲の雰囲気」で、か弱く悲しげに流れるのはセルビア民謡《太陽は明るく輝かず》。この哀調あふれる美しい旋律は、1867年に作曲されたリムスキー・コルサコフの《セルビアの主題にもとづく幻想曲》でも使われていた。中間部に入り、快活な2つ目のセルビア民謡《懐かしいセルビアの戸口》、3つ目の勇壮な《セルビア人は敵の銃を恐れない》の引用を経て、冒頭主題が情熱的に再現されると、終盤は帝政ロシア国歌を伴いながら祝祭的な輝かしい響きに包まれる。当時のロシアのナショナリズムの高揚、スラブ諸民族との共感、中央アジアへの拡張による東方風な響きの取り込みなど、当時の人々が共有していた錯綜(さくそう)したロシア性も見え隠れします。

(3)ブルッフ

この曲も、指揮者から、曲のイメージの共有の指摘がありました。私は、この曲全体を通して、春から初夏にかけての生命が躍動する感じと、スコットランドの自然の寂寥感を感じます。皆さんはどうでしょうか。

オケとしては、佐々木先生、西本先生のもつイメージを最大限共有したいと思います。

最後に、そろそろ、曲にも慣れて、譜面も頭に入ってきたことと思います。周りの音を聞くとともに、パートトップ、コンミス、指揮者をよく見て、アンサンブルの精度を上げましょう。

 

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